愛する人に疑いなき祈りを

アホな日常をつらつら書きます

初恋の味は無味だった(白目)

記念すべき2回目の記事のタイトルが超しょーもないな←

Twitterでも夜中に触れたけど、今回は初恋の思い出に触れてみようかなと。
私ひとみんにも初恋なんてものがあったのですよ。
初恋は13歳の時でした。
一般的には遅いと言われるかもしれませんが13歳だったと記憶しております。

その初恋の彼は同じクラスで同じ委員会の男の子でした。色白で黒縁の眼鏡をかけていて顎がしゅっとしていて、整った顔立ちをしていました。
最初は本当にただのクラスメイト、友達という感じでした。

そんなある日でした。
給食の時にちょっとしたトラブルが起き、馬鹿な男子が私の友達に手を上げたのです。
友達はびっくりして泣き出してしまいました。
そこに例の彼が割り込んで来て、手を上げた男子の胸ぐらを掴むとすごい勢いで壁に押し付けました。
(ちなみに彼は細身ながら柔道部だった)
「女に手ぇ上げんなや!!!!!」
とものすごい剣幕で男子に凄みました。
クラスからは拍手が。その後先生が来て事無きを得たのですが、私はその事がきっかけで完全に彼への想いがLIKEからLOVEに変わっていたのです。

13歳の子供が恋に落ちるには申し分ない出来事です。
それからは学校に通うのが楽しくて楽しくてしょうがなかったものです。
彼の登校時間を見計らって家を出たり、(ストーカー??もう時効だからまぁいいか←)毎朝それとなーく挨拶したり、一緒に委員会の仕事をしてるだけでもとても楽しかった。
私にとっては初めての恋だったのでそんなささやかな何気ない日常で満足していたというか、それだけで幸せでした。

ある日友達に言われました。
「そんなに仲いいなら付き合っちゃえば??」
そこで私はアホな質問を友達にしました。
「中学生って付き合っていいの?」
お付き合いは高校からするものだと変な先入観があった為、この様な友達もぽかんとするようなことを私は口にしたのです。

もちろん一緒にいたいとは思っていたけれど何しろ初恋です。付き合うだなんていきなりハードル高すぎです。むしろ棒高跳びです。(?)

結局何事もなく1年生を終えました。

2年生に進級するとクラスは離れ離れ。
授業中も彼のことがずっと頭の中で巡っていて、もはや少女漫画のヒロインよろしく、4月はずっとその調子でした。
彼のクラスに友達に会うという口実で遊びに行ったり、柔道部の友達と一緒に彼と下校を共にするなど、とても積極的だったと思います。省エネの今からはとても考えられません。

5月に入ると状況は少し変化します。
学年に噂が流れます。
私とその彼ができているのではないか、と。
その頃からアホの片鱗を見せていた私は浮かれる訳です。
これはチャンスなんじゃないかと。
これを口実に彼と近づけるんじゃないかと。

そんなうかれぽんちな考えで彼の教室に遊びに行ったある昼休み。
彼が私に話しかけてきました。
「ちょっといい?」
「うん…」
もう私は舞い上がっていて手のつけようがなかったと思います。
そうして教室の窓の外を見ながらしばらぼーっとしてると、彼が口を開きました。
「あの噂知ってる?」
「うん。なんとなく」
「俺らってそうなのかな?」
「どうなのかな」
「そもそも俺らって友達なんかな?」
「友達じゃなかったら何になる?」
「友達以上恋人未満的な…」
そんな会話をしていたら、教室から一人、また一人と同級生達が気を遣いその場を後にするのです。
何も知らないで教室に入ってくる同級生がいるもんなら「今はだめ!いい所なんだから!」と教室に入るのを遮るのです。

初めて初恋の彼と二人きりの状況。。
急に私は恥ずかしくなって彼から距離をとりました。
それからはよく覚えていませんが、付き合うなんてことにはなりませんでした。
私はこの事があってからなんだか気恥かしくなって彼とあまり話さなくなりました。
次第に彼を意識しないようにしようと思い教室にも遊びに行かなくなりました。


しばらくして彼がクラスの女の子と付き合ったという風の噂を聞いて私の初恋は終わりを告げました。
それでも中学卒業まで目線は無意識に彼を追いかけていました。
一度好きになった人を忘れるのはとても難しいのだと考えさせられました。
それから高校も偶然一緒になり、私の淡い気持ちは18歳まで続きました。
まぁしばらくして彼への思いはなくなるんですが、あの頃はそれはそれで楽しかったなぁと思います。
初恋の味は甘酸っぱいと言いますが、私にとってはなんの進展もなかったので初恋の味は無味でした。(白目)

こんななんの需要もない初恋話にお付き合い頂きありがとうございました。
最後まで読んでくれた人はどのくらいいるのでしょうか……。
もうこんな話はしないと思うのでこれっきりです。